10年間ギャンブル依存症に気づかなかった理由
はっさくです!
この記事は僕が経験した体験談から、ギャンブルによりお金の浪費で悩んでいる方のお役に立てばとまとめてみました。
今回の記事はこのような方におすすめです。
ギャンブル依存状態について(はっさくの場合)
大学2年生の頃、友人に誘われて初パチンコ(ゲームセンター感覚)、
ビギナーズラックで簡単に2万円が手入る
その後は大学とアルバイトと睡眠以外はほぼパチンコ店で過ごすようになり
- 就職後も仕事帰りは毎日パチンコ、休日も開店からパチンコ
- 友人に誘われても「ちょっと予定がある」と嘘を言ってパチンコ
- 結婚してからも家のお金をこっそり持ち出して浪費
今振り返るとかなりヤバいですが、当時はこれが日常でした。
たまに勝った時の「遊んでこんなにお金もらっちゃったよ!」という高揚感が忘れられず、連日負けていても「明日は取り戻す!」とギャンブルの沼にハマっていきました。
もちろん貯金は0円で生活費以外の給与をすべて注ぎ込み
支払いが滞りガスを止められたこともあります。
それでも
僕はギャンブル依存症でない
辞めようと思えば、いつでも辞められる
と思い込んでいました。
「絶対に明日は勝てる!」に根拠はない
負けた分を次は取り戻そうと意気込む昔の僕にどこに勝てる根拠があるのか問いただしたいです。
パチンコの仕組みなどについての説明は省略しますが、
素人が遊技する範囲では結局、確立なので遊技開始早々に大爆発することもあれば、10万使いきっても1回も当たらないこともあります。
ですが、不思議なことにたまたま勝ったり取り戻せた時の興奮が脳裏に焼き付いているので、負け続けていても「次は勝って絶対に取り戻せる!」と根拠のない自信から惨敗を繰り返し、浪費額はどんどん膨らんでいきました。
簡単にプロに勝てるはずがない
パチンコ・スロット分野でもでもプロとして活躍されている方がいます。その方々は空いた時間にパチンコやスロットをするのではなく、日々仕事として研究をされています。僕たちがちょっとネットで調べたり雑誌で読んだ情報量とは比較にならないぐらいのデータを様々な視点から研究分析をされています。
それはなぜか、相手となるお店側もプロだからです。人件費や膨大な電気代、諸経費などを差し引いても大きな利益を出しているのです。そして更なる利益を生み出すために、お客様を楽しませながら、お金を浪費させるために日々試行錯誤されています。
そんなプロ相手に素人の僕が勝ち続けられることは必然としてありませんでした。
ギャンブル依存症は根性では抜け出せない
何度も言いますが、僕はいつでもやめようと思えば辞められる思っていました。
ですが
- 最後に勝ってからやめよう→もっと勝ちたい→負け→エンドレス
- 何か新し趣味を見つける→道具が必要→パチンコで勝ったら買おう→残金0円
- ストレス発散のためにパチンコ→負けてさらにストレス
このような言い訳を自分に対して繰り返し、ついには家計から使ってはいけないお金に手をだしてしまいました。
もしかしたら依存症かも…と自覚した
妻にも大変なお叱りを受け、やっぱり辞められないのかもと自覚しました。
その感覚を忘れたくなかったので、都道府県に設置されている精神保健福祉センター(都道府県によって名称が違うかもしれません)にすぐに電話をしました。
まったく自分のことを知らない人に相談したいと考えたからです。
結果としてはとても気持ちが落ち着き、いい相談ができました。
ご担当の方が話してくださったポイントは
- 自ら気がついて電話することは中々できないことで素晴らしい
- ギャンブル依存症は誰にでも起こる可能性があるもので、あなたは悪くない
- 何かきっかけや原因があったかもしれないので一緒に考えましょう
と親身に寄り添ってくださいました。僕自身も相談業務なども担当していたこともありましたが、「受容」や「肯定」がこれほどまでに温かいものだと、恥ずかしながら初めて実感しました。
実際に僕が連絡したのはその1回のみでしたが、それから妻の許しを得て限られたお金で遊戯したことが数回あるだけで、家族や友人に内緒でパチンコに行くことはなくなりました。
ギャンブルと距離を置けたポイント
- 金銭管理はすべて妻にお願いした(キャッシュカードも渡す)
- 家族以外の支援者に相談して、自分が依存症であることをポジティブに受け入れられた。
- 1か月間くらいはソワソワしましたが、それ以降は行かなくても苦にならなくなった。(行きたいとも次第に思わなくなった)
- 少し距離を置くことで、新台情報なども耳に入ってこなくなり、意欲も薄れていった。
ギャンブル依存症経験者からのアドバイス
1か月間(特にお金も時間も余裕がある月に)ギャンブルをやめてみてください。
ついギャンブルをしてしまったら、自分に言い訳せずに、ギャンブルをしたかったその気持ちと理由をそのまま素直に受け入れてみましょう。
そして少しでも「ギャンブル依存症かも」と思ったらすぐに(時間が経過すると相談しようとする気持ちがギャンブルの欲につぶされます!)に病院、家族や相談機関に素直に相談してみましょう。すぐに問題は解決しなくてもその一歩は振り返った時に沼から抜け出す大きな飛躍をしていたことがわかるはずです。
まとめ
ギャンブル依存症は完全治癒は難しく、「回復」や「再発予防」と表現されています。僕も再度パチンコに行き始めたら、今の意識や考え方もすぐに崩壊すると思います。
未だにパチンコのCMや大当たりの時になる音と似た効果音がテレビからなると無意識に反応もしてします。でもそんな自分を受け入れながらギャンブルと距離のある生活をしていたら、ブログや投資といった新しい人生に目標とも巡り合えました。
自分は大丈夫。本当に大丈夫??
この記事を読んでくださった皆様が、
隠してしまった自分の本当の気持ちや思いを大切をできますように。
心から応援しています!!僕も頑張る!!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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