介護スタッフから管理者になるために必要な5つのこと
介護スタッフとして日々忙しく働くなかで、
- 子育てしながらでも働けるのか・・・
- 夜勤ができなくなって夜勤手当分の給料が減ったら・・・
- 50代・60代になっても働けるのか・・・
このような将来への不安を感じている方も多いと思います。
私(はっさく)が30代前半で高齢者施設の管理者となった経験から、
介護スタッフから管理者になるために必要な5つのことを紹介します!
介護スタッフから管理者になるために必要な5つのこと
1.日々の業務を大切にする
日々の業務はルーティーン化するだけでなく、誰のためにどんな目的で何のために役立つか考えることを大切にしましょう。
業務について「上司や先輩から指示されてやることが多いけど、自分で考えて行動することが少ない・・・。」なんてことよくあるのではないでしょうか?
特に人手不足の介護業界ではよほどのことがない限りリストラなどはないかもしれません。
ですが、利用者のため、組織のために自身に何ができるか考え、相談をして行動したことは組織の中であなたにしかできなかった特別な仕事になるかもしれません。
また、利用者との関りだけでなく、同僚との連携や日々の言動にも気をつけましょう
(優秀な上司ほど、よく見ています・・・。)
管理者になってからも、介護経験や介護スタッフの視点を持てることは強みになるね♪
2.会議に積極的に出席する
会議や委員会、各係など直接処遇の業務以外にも介護スタッフが担う業務は多くありますが、何事にも積極的に挑戦してみましょう。
理由としては会議では普段挨拶するだけの管理職の上司が出席することが多いので、自身の考えを伝えたり、成果をアピールするチャンスが増えます。
ただし、会議や委員会は自分をアピールするために設けられた場ではありませんので、何を目的とした会議なのかをよく理解してから出席しましょう。
出席時は、最低でも1つは自分の意見を言えるように自身の考えを用意しておきましょう。会議の場が慣れていなくても、事前に用意しておけば急に話を振られても落ち着いて対応できますし、少し緊張が和らぎます。
「個室やプライバシーの守られた空間で業務をすることが多いから、上司から普段の頑張りが評価されにくいんだよね~」
3.生活相談員や介護支援専門員(ケアマネジャー)など別のポジションを狙う
介護スタッフとして。リーダーや主任へのキャリアアップも可能ですが、やはり一定の経験年数が必要であることと、組織の職員数も介護スタッフが断トツで多い(ライバルが多い)ことから、資格要件が必要となる場合もありますが、生活相談員や介護支援専門員(ケアマネジャー)、事務職など経営面により深くかかわるポジションを狙うことがおすすめです。
組織として利用者の生活を支えていく≒組織の運営を維持していく
と考えると介護現場の意見だけでなく、利用率や経費など経営面の理解がある職員の方が次期管理職に選ばれるケースが多いからです。
そのためには資格の取得や研修受講などの自己研鑽は必須になります。しかし、ライバルの数は多いものの意欲的に資格の取得や研修を受講するライバルの数は多くない現状があるので、資格があるだけで頭一分つ飛び出ます。
資格などを取得できたのであれば上司に積極的に○○に挑戦したいと伝えていきましょう。
はっさくは介護スタッフから生活相談員になったよ
4.キャリアビジョンを描く
キャリアビジョンとは将来どうなりたいか、その理想の姿を目標としてどんな道を歩んでいくのかを描く(計画)することです。介護業界はまだまだ一般企業などに比べるとキャリアビジョンを描きながら務めている人が少ない現状があります。
どんなキャリアを積んでいきたいかイメージを持つと、日ごろの業務や自己研鑽にも意識的に取り組むことができます。
しかし介護業界の課題として、介護スタッフでなくなる→夜勤なし→結果として給料減額となる場合が散見されます。その壁を将来に向けてポジティブにとらえられるか、ネガティブにとらえられるかによって判断が大きく変わります。
「夜勤はやめたいけど夜勤手当がなくなるのが怖くてやめられない」との意見もよく聞くね
5.状況によっては転職も検討する
ある程度働いていれば組織の全体像が見えてきます。
例えば一族経営であったり、組織の規模(施設数)が少ないとそもそも管理職のポジションが少ないので、自信のキャリアビジョンのとおりにはキャリアアップできないこともあります。
転職に関しては慎重に判断するべきですが、資格要件等を満たしている状態でも、キャリアアップできない状況である場合は、転職も一つの手段だと思います。
職場に不満がないのであれば、自己研鑽をしながらチャンスを待つのもいいかもしれません。転職は次の職場の仕事量や人間関係など未知な部分も多く、大きなリスクを伴うので慎重な判断が必要です。
はっさくの生活相談員時代の管理者が若かった(10歳しか離れていなかった)ことと気が合わなかったこともあって、福祉系の事務職に転職⇒そこでの経験が評価されて今の組織で管理者として働かせてもらってます。
まとめ
もちろん、「私は介護が天職で、定年まで、いや定年後も働き続けたい!」とお考えの方も大勢いらっしゃいます。それはとても素晴らしいこと私も思いますし、心から尊敬します。
しかし冒頭にあげた不安を抱えていたり、どんなに介護スタッフとして素晴らしい支援をしたり提案をしてもあまり優秀でない上司や管理職の一声でせっかくのアイディアが水の泡なんてこともよくあります。
ならば自身が支援や介護の方針を打ち出せる立場になればいいのです!
ぜひ、熱い思いのある方や介護スタッフの経験がある方にこそ管理者・施設長としてご活躍していただきたいです!
一緒に頑張りましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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